「私、おかしいんだぁ。お兄ちゃんにキスをされても、嫌じゃなかったし、あんなことされてからお兄ちゃん、私にあんまり近づかなかったでしょ?」 いきなり語り出す私を見て、驚いているようだ。 私は、ベッドに座った。 「すごく、なんか…寂しかった。触れてほしい、って思うようになっちゃった。」 お兄ちゃんをまっすぐ見る。 目を見開いていた。