屋上…

「お前、その格好なに?」

指をさされた。
とても不機嫌そうな顔で…。

「これは、あの喫茶店入るとき、着させられたの。」

つい声が小さくなってしまう。

「ふぅん…。…猫耳…ほんとにペットみたいだな」

お兄ちゃんは私に近づき、猫耳をいじった。