「柚希、ちょっと、いいか?」

いつもより、優しい声。

逆に怖いよー!

私は千尋に助けの眼差しを向けたが、千尋は行ってらっしゃいというふうに手を振っていた。

こらぁーっ!!

そして、私はずるずると引きずられていくのだった。