「ねぇねぇ美空、
隼人のアド
持ってないの?」


「持ってるわけないじゃん」


「なんでなんで?
“ちょーだい”
って言って貰ったら?」


「ぶっ!!!」



お茶を飲んでいた
あたしは、思わず
吹き出しそうになった



「そんなこと
出来る訳ないじゃん!!」