恥ずかしそうに顔を赤く染めて、告白した君のことを一瞬だって好きとは思わなかった。

俺はさいてーなヤツなのに、

この女ばかだな、って。

遊ばれて、泣かされて、最後に捨てられて。


俺を好きになったヤツの末路なんて、
こうなるって決まってるのに。



「いいよ、つき合おうか」


あー、可哀想に。
なんて思いながら、君の柔らかい唇を俺のキス慣れした唇が塞いだ。