誰かに優しくしてほしかった。
助けてほしかった。
そんな時、彼がそばにいてくれた。
その優しさに甘えて、逃げた。
"前に進むためだ。"
そう言い聞かせた。
だけど、間違ってた。
最初はよかったんだ。
けど、だんだん心が虚しくなって。
辛くなって。
君を好きでいた時とは違う苦しさを感じた。
この苦しみは、それよりももっと痛くて。
重かった。
それなのに、彼の愛を受け入れて。
どんどん強くなる警告音に耳を塞いだ。
いくら耳を塞いでも、鳴り止むはずがなかったのに。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…