学校の下駄箱で、さっそく親友の優梨子に会った。

「お、羽奈おはよー!」

「おはよう!」

優梨子は、頼もしくて、一番あたしを分かってくれるんだ!

だから大好き。


その整った顔と、厚い信頼を受ける優梨子は、クラスの女子から支持を受けている。

ただ、ちょこっと気の強い所が玉に傷。



「あ、そうそう!!聞いた?」


突然、優梨子が興奮してあたしの顔を覗きこんで来た。

「え、な、何?!」