「・・・やめてよ。ツバサぁ」
「ダメ。やめない」
「でも・・・ここじゃやだよ・・・」
「いいじゃん。何?今さらおじけづいた?」
「別に・・・そうゆうわけじゃ・・・」
「じゃぁいいよね?いい?やるよ?」
「いやぁぁぁぁあああっっ!!」
「大声上げないっっ!!授業中よ!!」
「わっ!みどりちゃん!いたの!?」
「ずっといるわよ。それより、なに?なんかエッチなことでもしようとしてたの?♪」
ニヤニヤしながらこっちに視線を送るみどりちゃん。
あれー。こんな人だったけか?
「ちがいますよ!熱冷まシートを張ろうとしたらエリがあばれるんですよ!」
「だってだって!ツバサったら床の上にあたしを座らせてやろうとするんだよ!?」
「だって、イスないし、ベッド全部使われてるし。しゃぁないじゃん?」
「・・・。てか!みどりちゃん、何想像してんのさっ!」
「私の想像と行為が違って残念だわ~」
・・・世の中の大人は信用できないな。笑
キーンコーンカーンコーン♪
放課後に入るチャイムだ。
「もぅ帰る。」
あたしは疲れきっていて、ヘトヘトだった。
「あ?うん。ばいばーい。」
フツーけがさせた女子1人で帰らせるか!
ホント変なヤツ。
ビュー
「さむっっ!もぅ冬かよ!」
あたしはバリバリ折って短くしたスカートを
1つ折り返し長くする。
気がつくと、日がくれており辺りは真っ暗。
「・・・はやく帰ろ。」
歩き出したとたん、私の手は何者かにより
路地裏へと引っ張られた。
「っっ!」
口をふさがれ呼吸ができない。
「こらっ!おとなしくしとけって!」
必死に抵抗し、手足をジタバタさせるも
その男の拳が私のみぞおちに入り
そこで、私は意識を手放した。
ほぉらね?女の子を1人で帰らせちゃいけないんだよ?