「あら。いらっしゃぁ~ぃ。ってエリちゃんじゃない!」
「せんせ~、ツバサにらちられたぁ~」
「あらあら。ってこの子!超モテてるツバサくんじゃないっ!」
「・・・あ。ども~」
この先生は保健のみどりちゃん。
通称保健室の天使のみどりサマ。
あたしなんかが張り合えるレベルじゃなくい
超ド級の美人さん♪
「エリちゃん。今日はどしたの?サボりたいの??」
「いやっ!ちがうかんねっ!NONO~ゴカイ!」
「んじゃぁなんで?ツバサくんも一緒で。」
「あ、僕がエリにぶつかっちゃって、エリをけがさせちゃったんです。」
「・・・それで、アナタがエリちゃんをお姫様抱っこしてここに?」
「「え?」」
よくよく考えてみたら、私はまだツバサの腕の中にいた。
「きゃぁ!」
ツバサが動揺したのか、あたしを抱えていた腕の力を緩める。
もちろん、あたしはゆかに滑り落ちた。
「あっ!ごめん、エリ!!」
「いったぁ~!今度こそホントに痛いんだケド!」
「まぁまぁ。エリちゃん?許してあげなさいな~」
なかをわり、あたしをなだめるみどりちゃん。
「んー。わかったょ。」
「じゃぁ、手当てするから座っててね。」