末期だと告げられても闘病生活を拒み働き続けた父… そんな父を私は誇りに思うんだ。


絶対弱音なんて吐かなかった


私たちに心配させまいといつも通りだった父。


私は、そんな父にどう接すればいいのかわからなかった…

父を可哀想だと思った同情?そんなんじゃなくて…

ただいつも通りの父に交わす言葉が見つからなかった

『大丈夫?』『すぐ良くなるよ』『頑張って…』

どの言葉も他人行儀のような気がして声をかけれなかった。


親戚の法事などででかけることは、あっても

身近な人の死を目の当たりにしたこともなかった


居なくなる…逢えなくなるなんて理解してるようでわからなかった。


人間の生死について考えるには複雑な年齢だったんだ…