イケメンに好かれるのは嫌いじゃない
強引なのも嫌いじゃない

けど…


腕を払って強く言う。



「私、恋愛はしないって決めてるんで」




それだけ言って、ギターをしまい帰る準備した。


「じゃあ失礼します」


ぺこっと頭を下げて颯爽と帰った…

…つもりだった。


しかし私の足は動かない。


だって、悠一さんがまた私の腕を掴んでいるのである。