今日も歌ってる、変わらず立ち止まって聞いてくれる人はいない…ん?


ふと前を見ると、一人の男性が静かに私の歌に耳を傾けていた。


しかも若い男性…同い年くらい?



そして、歌い終わると私は彼に話しかけた。



「あの…ありがとうございましたっ」



彼は優しく微笑んだ。


「いえ、とってもいい声ですね」


うわっ…褒められた///


いくら自分のためとはいえ、
褒められて嬉しくないはずはない。