でも、今更窓際になったこと後悔してる。
なぜなら、助手席を挟んで私たちの席のとなりに座ったのが、ソウちゃんとトランペットの秋山くんだったのだ。
ソウちゃんは廊下側、つまりアヤとソウちゃんはすぐにでもしゃべれる状態。
アヤは少し気を使って、「かわる?」なんて聞いてくれたけど、私は首を横に振った。
「大丈夫」
...でもほんの少しだけ期待してたんだ。
バスの席順が、ソウちゃんの近くにならないかな...なんて。
先輩達の大事な大会だっていうのに、なんて気が抜けたこと考えてるのかな。
でもやっぱり__あわよくば、ソウちゃんのとなり座りたかった。