____あれから。


リョウスケと、付き合うようになってから早5か月。


もう、マフラーを巻かないと外を歩けないような寒さだ。

そして、2年生ももうすぐ終わり。


ということで、2年のクラスの記念ということになり、

私たちのクラスは文集を作ることになった。


だけど、そんな「文集委員」なんて、誰もやりたがるはずなくて。



・・・こうやって、くじになったってワケだ。










「シオ?」


「え?あ・・・ゴメン!」



隣を歩いていたリョウスケが不思議そうに私の顔を覗き込んだ。



「考え事?あぁ・・・文集委員の事か。」


「・・・まぁ・・・ね」



苦笑いを浮かべて、視線を前に戻す。