____あれから。
リョウスケと、付き合うようになってから早5か月。
もう、マフラーを巻かないと外を歩けないような寒さだ。
そして、2年生ももうすぐ終わり。
ということで、2年のクラスの記念ということになり、
私たちのクラスは文集を作ることになった。
だけど、そんな「文集委員」なんて、誰もやりたがるはずなくて。
・・・こうやって、くじになったってワケだ。
*
「シオ?」
「え?あ・・・ゴメン!」
隣を歩いていたリョウスケが不思議そうに私の顔を覗き込んだ。
「考え事?あぁ・・・文集委員の事か。」
「・・・まぁ・・・ね」
苦笑いを浮かべて、視線を前に戻す。