「そういえば、今日のメニュー外周3周だって」


「え、そんなっ・・・・」


「ありえねーだろー?土日じゃあるまいし」



ソウちゃんの笑い声が、笑顔が、言葉が、こんなに近くで響いてるなんて。



「ホント、夏休みでもないのにー」



______バンッ







ビクリと、体が飛び跳ねた。

言葉を、その大きな音でかき消されて。


ソウちゃんが、まっすぐにその音の方を見るから、私もゆっくり顔をあげた。











「俺、席替えなんか、運命なんて呼ばせねーから」