ソウちゃんのいる、右側だけに全神経が集中してる。
声も、
体温も、
この、胸の鼓動も、
こんなに近い距離なら、今にも届いてしまいそうで。
私前髪ヘンじゃないかな、とか。
授業中、わかんなくなったらどうしよう、とか。
あくびしたとこ見られたくない、とか。
なに、なんなの、どうしてなの
リョウスケと、手をつないだ時よりも
リョウスケに、告白された時よりも
彼の隣にいるというだけで、こんなに体全身が熱い――
それは、私がソウちゃんのこと、『好き』ってことなんだ。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…