「にしても、秋なのに暑いなー」


「そう...だね」


悪魔で冷静を装いつつも、言葉とは裏はらに、私の心臓は鳴り止まない。

ドクン、ドクン、ドクン....

一定のリズムで、体全身を支配する。

ソウちゃんのいる、右側だけが熱を帯びて。


____やっぱり、違う。


他の誰とも違うの。

こんな私、ソウちゃんの前でだけなんだ...。