「なぁ・・・シ「あれ?!リョウスケじゃん?!」 リョウスケが何か言おうとしたその瞬間、高い女の人の声によってそれは遮られた。 「ちょ、オイ咲!」 え?って、頭の中に?マークが浮かんだ。 だって、その声に、聞き覚えがあったから。 「リョウスケに・・・同じクラスのシオちゃんじゃんっ!奇遇だね~」 ――そう言ったのは、咲さんで 「・・・おい、咲・・・邪魔だろ」 その声は、絶対に間違えるはずのない、ソウちゃんの声だった。