「シオ・・・」



「ソウちゃんは、上手かったよ・・・!」



涙を流しているのは、私の方だった。



「みんなに頼られて、2年でソロを任されて、プレッシャーも、責任感も、大きかったよね。
ソウちゃんの絆創膏、ちゃんと知ってるよ・・・ソウちゃんが頑張ってたこと、ちゃんと知ってる」



馬鹿みたい。

いいの、それでいいの、そう言ってもらって全然いい。


でも、ソウちゃんが好きだからとか関係なく

ソウちゃんの頑張りは、私が、私が一番知ってるの




「自分を責めちゃやだ・・・」