永滝先生が帰ってくるのを待ちながら、泣き止まないコンクールメンバーたち。 私は、どうしてもソウちゃんに会いたかった。 ううん、会いに行かなきゃならないと思った。 だって、あれだけ練習してきて あれだけサックスが好きで あれだけ、期待されていたソウちゃん 絶対に、自分を責めてる。 ソウちゃん、どこ? 私の足は、自然と動き出していた。