「えぇ?じゃあ、外で待ってるあの男の子って誰!?」



外で待ってる・・・?



そんな人いるワケないじゃん。



見間違いだよね。そうおもいつつ急いで鞄を持って外に出る。



「行ってきまーす!!」



靴に強引に足をねじこんで、パッと顔を上げる。



そこには昨日の少年、”夏目 彼方”がいた。