―翌日―




俺はりんをなんとか誤魔化してその日のうちに退院した。


で、今目の前にいるのはあの3人だ。




「「「ごめん!!」」」



男A「渚先輩に全部聞いたんだ!」

男B「時多…その…無事でよかったよ」

男C「りんちゃんのことも負けたんだし…諦めるよ」



「…なぎさに何聞いたか知らねぇけど、同情ならいらねぇ。俺が欲しいのは…友情だ」



「「「えっ?」」」



「(ニコッ)お前ら名前は?友達になろーぜ!」



「「「えっ??」」」



「だーかーらー!“昨日の敵は今日の友”っていうだろ?」



男A「それを言うなら“昨日の敵は今日の味方”だけどな…」

男B「時多って学年トップなのに知らねぇのな!」

男C「最初は嫌な奴って思ってたけど、話してみたら普通だな!」




なんか俺のこと貶してない!?




「で?友達には…?」



「「「俺たちは友達だ!」」」



「おう!」




俺に…普通の友達が出来た!