『あ、そうだ!よかったらごはんでもいきません?私、お腹すいちゃって…』




私がニコニコとそう言い掛けた時、




『マ、マジ…?』




そう呟いて、なぜか、驚いて目を丸くする速水さんの姿が目に入った。




…?なんで、そんなに驚いているの…?もしかして、都合が悪かったのかな?






それならムリに誘っては悪いと思った私は、





『…もしかして、都合悪かったですか?じゃあ、今日は…』




そう言いながら、速水さんを見つめると、





『え?いや、全然!暇だから、ただ、ちょっと驚いただけだから!!』






速水さんは、手をブンブンとふりながら、曖昧な表情を浮かべた。