――


「よいしょっ……と」


やっと二階にある図書室にたどり着いた。


なんか、普通にここまでくるより時間がすごく長く感じた。


「はぁー、重かった。」


「じゃあ、始めるか。」


理夜くんが半分の本を抱えて奥の本棚へと向かう。


あぁ……そうだ、この本を元の本棚に戻さないといけないんだ……。


もう疲れたな……