それから一日は、あたしの予想をはるかに上回る忙しさだった。




校舎中を駆け回ってもうくたくた。




普通だったら死んでいると思う。







今日あたしが頑張れたのは、理夜くんのあの言葉があったから。





あたしって、アホなのかな……?



理夜くんに頑張れよって言われたくらいで。







…でも、今日一日すごく充実してた。






「楽しかったな…」







あたしは最後に呟き、魂が抜けるように眠りについた。