あたしが尋ねると、勇ちゃんの隣にいたクラスメイトの男子に何枚かの紙を渡された。


「わぁ…可愛い……!何これ?」


その紙には、いくつかの洋服のデザインが描いてあった。


「あれ?妃禾ちゃん、忘れちゃった?」


勇ちゃんが少し控え目にそう言う。


あたしはその言葉に頑張って頭を働かせた。











「あ……」