「でも、なんならお前が想像してたことしてやってもいいけど?」


今までのふざけた様子はなく、急に真顔になった理夜くん。


「えっ!?」


おもわずあたしは顔を上げて、理夜くんと目が合ってしまった。


「っ……」


だめだ…理夜くんの顔を見てると、どうしてもドキドキが増えていく。


かっこいい……





「冗談冗談。」


「…わかってましたよ。そんなこと……。」


あたしがそう呟くと、ふいに理夜くんの視線を感じたけど、たぶん気のせい。





「お前、風呂入ってくれば?」


「あ、うん。」


さっきの話題は去ったのかと少し安心するあたしだった。