和くんと映画を観た後、
町をぶらぶらして買い物をした。
「和くん!これ和くんに似合うよ!」
只今メンズショップ散策中。
和くんに似合いそうなセーターを見つけ
て手にとるが、
和くんはイマイチの顔。
「うーん。柄は好きだけど、丈長くない?」
和くん辛口。
和くんにはこだわりがあるようです。
うーん、洋服のことは通じあえないのね私達。
と洋服を棚に戻しながら心の中で思っていると和くんが
ふはっと笑って
「唯の洋服のことはわかるけどね。俺。」
なんて私の心を読み取ったのか言ってきた。
む~と唸っていると「愛情が足りないんじゃないですか?唯さん。」
とからかってきた。
「と、となりのお店で和くんに似合うの探してくる!」
絶対見つけてやる!とやる気満々の私に
ちょっと意地悪な目をして
「うん。待ってる。」
と言ってまた服を見だした。
絶対見つける!!!
とはりきって隣のメンズショップへ向かった。