「そうか・・・双子とあって本当に瓜二つで…わからなかった…」



「でも、どうして？麻有さん。割烹着を着てるの？？」


「それは・・・」


結生のお母さんが私をジッと見つめる。
割烹着姿の私が不思議に見えたらしい。


「…山本さんが倒れてしまって…麻有がみずから、俺たちのお世話してくれるって…」



ーーーはい？今のは幻聴？？


皆して強制的に私を家政婦にしたクセに…



「なんて…心優しい…ありがとうね。麻有さん。あなたも環境が変わって、色々と辛いと思うけど…私たちは地球の裏側からエールを送るわ♪」



「じゃあ～仕事頑張れよ！！結生」



「ああ～じゃあな～父さんに母さん…」