使用人のクセに最後まで話を訊けよ!!たくっ。



食堂に行くと、カウンター越しに仕事がオフのシンと麻有がキッチンに立って楽しげに料理をする後姿が見えた。



「シン」



「…!?」

シンが俺に名前を呼ばれて、後ろを振り返った。



「…リンは仕事なのに…お前はオフだろっ?悔しくないのか?」



俺はシンと麻有が仲良くしてるコトにイラっと来ていた。