一睡もできず…目の下にクマを作った。



「大丈夫大丈夫…ファンデで隠れてるから…わからないわよ」


パパはモーニング。ママは留袖姿。



「麻有…ゴメンね…」
摩有は眉根を下げ、申し訳なさそうに私に頭を下げた。

隣には摩有を妊娠させた男。


なんとウチの邸宅に出入りする庭師の畑さんだった・・・

畑さんとは顔見知り。

畑さん、庭の手入れしながら…摩有に手を出すなんて…いい度胸してんじゃん。



私はふと鏡の中の自分を見つめる。



純白のウエディングドレスが眩しいよ!


出来るコトなら、スキな人と結婚したかったーーーー・・・