でも流加って貧血になったことなんて今までなかったよな

『今は?処置中?』


那珂が聞く


『うん、点滴してる、沙菜と真琴さんが付き添ってるよ、、、あのね、恋さん流加とちゃんと話して』


里奈ちゃんは俺に言う


『え?うん、わかった』


そう返事をした


話すって何を、、、不思議に思いながら病室に向かう



『結城と那珂さんと蛍さんは私から話すから、、恋さんと流加2人にしてもらってもいいかな?』


里奈ちゃんは冷静に話す


『なあ、なんかあるのか流加?貧血って流加が今までなったことなかったよな』


里奈ちゃんの様子から那珂も何かを感じたのか聞く


『それは、、、私から恋さんには言えないからちゃんと流加の話しを聞いてあげて』


なんて俺を見て言う


だから俺は一人で流加の病室に入る



真琴と沙菜が居る



『恋、、、』


真琴が気づき振り向く


『流加、ちゃんと話しなよ』


それだけいい2人は出て行く


俺は流加に近づき手を握る


『恋、心配かけて、ごめんね』


弱々しく言う流加


『大丈夫か?貧血だって?今まで貧血なんてなったことないよな?疲れてたのか?』



そう優しく流加に言う


本当は怖かった流加が貧血なんてもしかして何か悪い病気とか言われたらどうしようって


『ううん、あのね、実は、、、』


流加は笑う


『マジかよ』


流加の言葉に俺は嬉しくて流加を抱きしめた