龍がすぐにタクシーを呼んでくれて那珂と蛍と結城と龍と病院に来た


兄貴と佐野さんは眠ってる子供の子守りの為に残ってくれた


『恋、落ち着けよ、里奈が言うには顔色悪くて帰らそうとしたら倒れたらしい、病院に運ばれたから大丈夫だって』


結城が言う


それでも流加を見るまでは不安で仕方ない


こうなるなら早くにプロポーズするべきだった


『悪い恋、最近流加が体調悪いのなんとなくわかってたのに止めればよかったな』


なんて那珂が言う


『僕もだよ、体調悪そうてか、眠そうな感じだったんだよね、でも姫に聞いても大丈夫って言うから何も言わなかったんだ、ちゃんと休ませればよかった』


多分二人とも同じ気持ちだよな


俺だって体調悪いのかわかってたし、眠そうにしてたりするのも見てたのに


久しぶりにみんなで集まると喜んでた流加を止めることは出来なかった



こうなるなら無理矢理にでも行くのを止めればよかった



病院に着くと里奈ちゃんが入り口で待っててくれた


『里奈、流加ちゃんはどんな様子なんだ』


結城が聞く


俺は里奈ちゃんの答えを待つ


『いや、あのね、対したことないよ、ただの貧血』


なんて言う


よかった貧血か安心した