でも流加はそんな俺の気持ちなんて知らずに言う


『恋、私ねもっともっと頑張ってお兄ちゃんに認められたい』



『なにいってんだよ兄貴はもうきっと流加のこと認めてくれてるよ』


『そうだね、でもやっぱり応援してくれた人や今もずっと私たちを支えてくれてる人に感謝の気持ちを込めてもっともっとみんなが幸せになれるようになりたいな』


その言葉に俺は流加へのプロポーズを躊躇ってしまった


それからずっと悩み続けてる



『はぁーわかんない』


最近ずっとこんな感じ


『恋、うるさい』


那珂に頭を叩かれる


『仕方ないだろ』


『ウダウダ悩むくらいならさっさとプロポーズしろよな』


なんて言われる毎日


『てかさ、お前らなんでまだここ住んでんだよ』


那珂に言われてしまう



そう本当はあの日プロポーズして俺は流加と二人で住むつもりで家も探してた


でもプロポーズ出来ずに結局那珂の家に今だに住んでる


蛍は沙菜の実家に同居してる


それと変わるように真琴が今は家に居る




『恋、今日流加借りるよ』


ウダウダしてる俺を横目に真琴が言う


『どっか行くの?』


『うん、みんなで女子会するの、みんなも子供は男どもがみてくれるみたいだからさ、楽しんでくるよ』


なんて真琴が言う