那珂から返って来た答えは想像通りだった


『当たり前、佐野には連絡したから、じゃあそう言うことで、あとはよろしく』


なんてマジ言うから止めれるわけがない



結局那珂は真琴を連れて佐野の元へ行ってしまった



残された俺らは那珂がしてる仕事をこなす


『てか那珂どんだけ仕事してたわけ』


蛍が言う


確かに那珂に任せきりだったよな



『恋、ここどうするの?』



流加が聞いてくる



『アレンジした方がいいよな、てか那珂今まで一人でしてたんだよな、なんかめっちゃ尊敬するわ』


なんとか三人でCDを完全させた



それからジャケット撮影の為に俺たちも那珂が居る佐野の元へ行く



そこに那珂の宿敵も来ていた



『那珂さんって何者なんですか?敵うわけないじゃないですか、あんなの見せられたら』


そう彼は悔しそうに言う


だよな、だってカメラの前に居る那珂は誰よりもカッコ良くてバンドのベースにしとくには勿体無いくらいいい顔をしてる



『あいつ敵に回してもいいことないぞ、仕事になると本気になるしな、真琴のこともそう、あいつは誰よりも真琴を愛してるからね、敵うわけないよ』


そう彼に言う