沙菜と蛍が別れて二ヶ月


想羅が先生とこっちに遊びに来た



久しぶりに休みをもらい想羅とショッピングに行く


『流加、沙菜今ね、フリーだよ』



そうさりげなく言う


『え?新しい彼氏は?』


『蛍さんと別れてね沙菜色々考えてたんだよね、悩んで悩んで、本当は流加に話し聞いて欲しかったみたいだけど、やっぱり気まずいみたいで、まあ私や花菜たちにも全く言わなかったんだけどこの前たまたま会ってさ聞いたら泣きながら色々話してくれたよ』


そう想羅が言う


沙菜はずっと一人で苦しんでたんだろう



多分誰にも相談なんて出来なかったよね


『流加、沙菜の話し聞いてあげてよ、流加じゃなきゃダメだよ』


想羅が言う


私はすぐに沙菜に電話をした


沙菜は泣きながら話してくれた


自分にはやっぱり蛍が必要だったと


でも怖くて蛍に連絡なんて出来なかったって、あの時恋が言った言葉で沙菜は蛍がまた昔みたいに自分を遠ざけそうで怖かったて、蛍に拒絶されるのが怖かったて


そして蛍を裏切った自分が何よりも許せないって話してくれた


だから来月どうにかして時間を作って日本に帰るからって話したら沙菜がさ自分がこっちに来るって、蛍とちゃんと話すって思いを伝えるって、例え蛍に拒絶されてもいいからって言ったんだ


だから日程を決めた