なんでかなすごい不安なんだよね



『そっか、じゃあ流加もこっちこいよ』


恋に言われて作業をしてる中に入る


次のCDの構成を考えてた


気付けば蛍たちの事忘れて夢中で話してた



何時間たったかわからないくらい時間が過ぎて居た


スタジオのドアを乱暴に開けて蛍が入ってきた


いつもと雰囲気の違う蛍を見て何かが起きたのはすぐにわかる


ただ怖くてなにも言えずにいた


『蛍、ドアは静かに開けろよなびっくりしただろ?てかなんかあったのか?』


那珂がさりげなく聞く


『別れた、、、』


蛍は静かに言う


『はあ?ちょっと待て、別れたって沙菜ちんと?』


恋が慌てて聞く


『ああ、そうだよ』


そう言う蛍の目は冷たくて今まで見たことない目をしてた



『なにがあった?』


那珂は冷静に聞く


『好きな奴が出来たんだとよ、しかも俺と同じドラマー』


なんて冷たく笑う


わけがわからない


だって沙菜はすごい蛍が好きだったし


まさかその沙菜に違う好きな人が出来るなんて


『諦めんの?』


恋が聞く


『沙菜ちゃんが蛍を試してるだけとかじゃねぇの?』


那珂が言う


確かに私もそうじゃないかって思う


だってあの蛍大好き沙菜だよ


沙菜に限ってそんなわけない