でも俺が行くと流加が姫だとバレたらヤバイからと思い結城に相談しようとしたら流加に怒られて、結局龍に頼んでついていってもらったんだった



『思い出した、里奈ちゃんがしつこく付きまとわれて困ってるとか話してたな』



俺が言うと結城がすかさず言う



『なんで、俺に言わないわけ?』



『いや、流加に止められたから』


『だって、結城さん婚約者のことで頭抱えてたし、里奈は里奈で婚約者が付きまとうし変な男には言い寄られるしって言うから結城さんに頼るのは悪いかなって』



流加が言うと那珂が口を開く


『すれ違いだな、まあ流加が結城に話してればこんなことにはならなかっただろうな』



『、、、ごめんなさい、、、』



流加は泣きそうになりながら謝る


『那珂、誰を泣かせてるのかな』


俺は那珂を睨む

『いや、ごめん、違うから流加を攻めてるわけじゃなくて』


那珂はすぐに流加をなだめる



『里奈、ごめん、俺勘違いしてた』


『ううん、私もごめんね』


なんて言い合い二人は抱き合ってた



『よし、解決だな、でも婚約者どうにかしなきゃヤバイよな』



『だね、まずは親父さん説得しなきゃな』



『あ、それなら大丈夫だよ、多分簡単に説得出来るから』


流加が言う


『え?』


思わず里奈ちゃん以外が流加を見る


流加は里奈ちゃんと二人笑ってる