那珂は真琴を送りに行き少しして布団を運んで帰ってきた



『流加…明日から学校まで送るからね』



俺は那珂から受け取った布団を流加の部屋に運びながら言う


『え?悪いよ…』


『いやいや俺が送りたいからバスだと時間とか大変だろ?』



『でも…恋の高校通り過ぎるよ』


流加は申し訳なさそうに言う



『俺の高校からでもまだ結構距離あるし…別に流加がここに来なくて家から通っててもそうしたんだから同じだよ』


そう流加を説得した



『わかった…じゃあお願いします』


『素直でよろしい…これからはいくらでもワガママ言えよ』


『わかった』


『じゃあ送り迎えさせてもらいますね姫』


なんて言うと笑いながら


『お願いします』


そう言われた


それから流加におやすみを言って流加の部屋を出た


俺どんどん流加を好きになってく


だって些細な事が嬉しいんだ



この気持ちいつまで隠しきれるだろう


流加以外には気づかれてる


流加が鈍感でよかった



そう思いながら眠りに着いた