家に着き玄関を開けたら


『流加、おかえりなさい』


みんなの声が聞こえた


『ただいま』


『ほら中入りなよ』


『あのさ、お前らここ俺らの家なんですけど』


那珂は呆れながら言う


『ごめんなさい、だって私らも流加と会うの久しぶりなんだもん、今日は騒ごう』


『おい、明日から学校だって忘れてないか』


神谷先生が顔を出して言う


『あ、バレた、大丈夫だよ今まだ昼だよ、夜にはちゃんと解散します』


なんて神谷先生に言う


『南さん、そんなにうるさく言ってたら追い出されるよみんなに』


なんて想羅が言うと先生は黙ってしまった


『兄貴も彼女には頭が上がらないみたいだな』


『はあ?うるさい、岡崎居なくて一週間落ち込んでた奴に言われたくないわ』


『それを言うか、てか誰に聞いたんだよ』


『那珂、蛍、結城から聞いたぞ』


『お前らなー』


なんて恋が三人を追いかけ回して



うんやっぱりこの感じなんだ


恋が居て私が居て、那珂が居て蛍が居る


そしてみんなが居る


ここに居るだけで胸が暖かくなる


お父さんや春香さんも家族だけど、私の家族はここにも居るんだよね


みんなと居るから私は笑えるんだって改めて思ったよ