涙を拭いて恋の隣で恋の手を握る


『よし、もう大丈夫だよ』


そう言うと恋は笑う


『那珂と蛍が迎えに来てくれるってさ、まあ真琴の運転だけどな』


『そう言えば恋たちは免許取らないの?』


『取るよ、来月から俺ら三人で通う予定だよ、流加が親父さんとこ行った後にみんなで話して決めたんだ』


『そっか、でもなんで一緒なの?』


『デビューするから俺ら知ってる奴らには顔知られてるから問題起こさないために那珂が見張り役らしいよ』


なんてまた笑う


『てか、那珂が一番ヤバイんじゃない?』


『そうなんだよな、普通な面ではいいんだけど切れたら一番厄介だからね、まあ三人居れば誰かが冷静に対応出来るってことなんじゃないかな、結城が三人でなら行くのオッケー出したからさ』


なんて恋は話す


『そっか、じゃあみんなで行くなら私一人じゃん』


『大丈夫だよ、流加が学校の間とか時間調整して行くしね、まあ俺が流加が家に居るのにほっとけるわけないじゃん』


なんて言う


そうだよね、まあそれだと時間かかるだろうし那珂は大学もあるし蛍はバイトもあるし、恋だって結城さんとこの仕事あるしね、まあ時期を見てゆっくり恋を説得しよう


なんて考えた