親父さんが言う通り俺は今親父さんの部屋に居る


流加は今日は春香さんと寝るみたいだ


『恋くん、流加を頼むよ、あの子はずっと苦しんで来た、私たちがそうさせたんだけどね、だから君と出会って流加はきっと幸せだったんだろうな君の隣に居る流加の笑顔は悠が居た頃の様に本当に幸せそうだったよ』


なんて言う


『そんなことないですよ、きっとお父さんと話せたからですよ』


なんとなくそんな気がした


だってこっちに来て見た流加の笑顔は本当に輝いて居たから


『流加に聞いたよ、世界を目指すと、悠の夢の話しもね、明くんのこともね、私はずっと間違ってたんだろうな、やっと気づけた時には全てを失っていた、会社も失いかけてた、でも悠の一周忌の日に春香に言われたんだ、あなたが変わらなきゃ何も変わらないと、、、春香との出会いがなきゃ私は全てを失ってたよ』


そう話す親父さんは凄く穏やかな顔をしてた


『まあ、気づくの遅すぎだよな、悠の死を持って気づくなんてな、流加には悪いことをしたとずっと後悔してたんだ、でも会いに行く勇気が出なくてな、春香に怒られて決心したよ、でも流加は流加で自分の居場所を見つけてたんだな、今さらかもしれないが流加の為に私が出来ることってなにかな?』


親父さんが聞いてきた