部屋を出てリビングへ


『女性は長いからな、そうだ、恋くん、君は流加の何処に惹かれたんだ?』


『それは、初めは彼女の声でした、歌う声に惹かれたんです、でも彼女と居て彼女の抱えてる物を知った時そばに居たいって素直に思えたんです、その気持ちは今でも変わりません』



『そうか、私もね春香に出会って気づけたよ、誰かと一緒に居ることの意味をね、どうしてもゆっくり君とは話したいんだ、今日と明日くらいは私の相手してくれるかな?』



『はい、俺もゆっくり話したいので、てかパティーとか俺が行っても大丈夫なんですか?』


そう親父さんに聞いた


『ああ、会社のパティーだから楽しくないだろうけど流加をどうしても連れて行きたいんだ、だから流加のそばに居てやってくれ、その方が流加も安心するだろうからね』


そう優しく笑う親父さん


多分こっちに来て流加は親父さんとちゃんと話せたんだろう


間違いなく親父さんは流加を大切に思ってるの伝わってくるから




しばらく親父さんと話してたら流加たちがリビングに現れた


『おーいいね、流加にピッタリだな、さすが春香の見立てだな』


なんて言う親父さん


『恋くん、いいでしょ?流加ちゃんは化粧映えするからやりがいあるよ』


そこに居たのは今まで見たことない綺麗な流加だった