仕方ないんだよないくら硬くなるなとか言われても彼女の父親だし気に入られたいわけだし



なんて考えてたらインターホンがなる



『服が来たかな』


『悠司さん日本語おかしいわよ、秘書が服持って来たかなでしょ』



『意味がわかればいいんだよ』



なんて話しながら2人は玄関に向かう



残された俺と流加



『恋、ありがとう来てくれて』


『それはさ、帰ったら結城と那珂と蛍に行ってあいつらがチケット用意してくれたみたいだから』



『わかった、帰ったらお礼しなきゃね』



『だな』


『一緒に帰れる?』



『ああ、流加が帰る日まで俺オフなんで、流加と流加の親父さん達がいいなら居るけど』



『じゃあお父さんに聞いてみるね』



なんてご機嫌な流加を見て安心した


親父さんたちと上手く行ってるのを電話で聞いてたから俺はもう必要ないのかなとか何処かで不安だったんだけどこんなにも喜んでくれる流加をみたら安心した



来てよかったよ



なんて流加と話してたら親父さん達が何かを言いながら戻ってきた


『ちょっと流加ちゃん聞いてよ、悠司さんたら自分のスーツ秘書に頼んでたの忘れてたのよ、秘書の人急にお客のスーツ用意しろって言われて家の目の前でUターンしたんだって、可哀想』



なんて言う春香さん