第一印象は大切だよな


なんて思ったけどよく考えれば俺めっちゃ普段着じゃん



スーツとか結城に借りてくるべきだったかな



『娘から流加から話しは聞いてるよ、娘を流加をこれからもよろしく頼むよ』



お父さんは頭を下げた




『ここで話すのもいいけど中はいりましよう、ほら二人とも頭を上げて』


優しい声が聞こえて頭を上げた



多分彼女が流加が話してた親父さんの再婚相手なんだろう



流加が話す様に凄く穏やかで優しい感じがした



『そうだな、まあ中に上がりなさい』



流加と一緒に家へ入る



中は普通の家とあまり変わらない



『恋くんでいいんだよね、今日これからうちの会社のパティーなんだ、君も一緒に来なさい、服は秘書に今から用意させれば間に合うから』



そう言われた



『はい、ご一緒させてもらいます』



流加が急に笑い出す



『ごめん、恋がめっちゃ綺麗な言葉話してるし、お父さんがめっちゃ真面目でさ、笑えてきた』



『そうよね、なんか悠司さん、面接してる人みたい』



なんて2人ても笑い出した



『流加、春香、それは酷いぞ、なあ、恋くん、もうなんか笑われるから普通でいいかな、硬いのは会社だけでいい』



『はい、わかりました、じゃあ俺もあまり硬くならないように気をつけますね』


そう言うとまた流加が笑う