だから私は言う



『落ち込むわけないですよ、だって父にとって私は必要ないんですから』



思わず口に出してしまった



『そう思うの?まあ確かに彼はずっと逃げてたわね、少し話しをきいてもらえるかな?』


春香さんはそう言うから私は頷く



『私がね悠司に会った時彼最低だったのよ、奥さんと子供が居るのに女の人が居てね、私は始め彼が大嫌いだった』


春香さんはそう話す



私は母が言ってた浮気相手が春香さんだったのかと思ってたからちょっとびっくりして春香さんを見た



『流加ちゃん知ってたのね?』



『はい、最後に2人が父と母が居る時に聞いてしまったので、、、』



『まあ、結局私は悠司さんに惚れてしまったから私が言えたことじゃないんだけどね』


なんて話す



『聞かせてください父との出会いって』



そう春香さんに言う



ちゃんと知っとくべきだと思ったからその為に私はここに来たんだから



『取り引き先だったの、仕事の付き合いを重ねるうちに彼の息子、つまりあなたのお兄さんの事を知ったのよ、それにあなたのこともね、ある日彼がね酔いつぶれてあなたの名前を何度も何度も呼びながら謝ってた、その時にね、ああ後悔してるんだって思ったの』



そう春香さんに言われた