てか、そんなことどっちでもいいんだよ


そのうちバレたらそれでいいし


今は流加だよ


連絡取れないし兄貴も出ないしメールしても返ってこないしなにしてるんだか不安で仕方ない


なんて携帯を見てたら電話が鳴る



『もしもし』


『ごめん、恋、想羅から聞かなかったかな?』



『いや、聞いた、でも心配で電話したんだ、怒ってる?急にライブ決めたから、それとも俺がほっといたから?それともなんかあったか?なあ?大丈夫か?今兄貴も一緒だよな?佐野さんと歩ちゃんも一緒だよな?姫?大丈夫?本当なんかあった?』


なんて一気に話した


『恋、喋りすぎで返事出来ない、大丈夫だよ、あのね、佐野さんが卒業したからお兄ちゃんにも卒業証書みせたくて、お願いしたら今から行くことになって、先生が連れててくれるって言うし、恋たち話してたから大丈夫かなって、先生も大丈夫って言うし、言わずに来てごめんなさい、あと携帯も車に置きっぱにしてて今車に戻って先生が携帯に一杯連絡来てるって言うからみたら私にも一杯来ててごめんね、連絡遅くなって』


そう流加は話した


よかったなんかあったわけじゃないんだね



『大丈夫ならいいんだ、ごめんな、でも出来たら一言言ってねマジで心配したから』


『うん、これからはそうするね、ごめんね、今から戻るから』


『ああ、わかった、じゃあ戻ったら声かけてな』


そう話して電話を切った