結城や流加の友達は呆れてる


『仕方ないじゃん、うちの姫は一人しか居ないし、ほっとけないんです、本当大切な大切な姫なんで』


俺が言うと二人は頷く


『本当なんだな噂』


周りで話しを聞いてた同級生やバンドの仲間たちが笑ってる



『噂って?』


『お前らは姫に溺愛してるって噂だよ、もう本当姫命で姫になんかあったらあいつらは恐ろしいって、だから姫には手を出すな、てか関わるな、話しかけるなみたいな噂が回ってるよ』


なんて龍のバンドメンバーが言う



『ひどくない?そんなこと、、、あるわ、マジでダメ姫になんかあったら俺ら冷静に対応出来ない』


なんて那珂が言う



『まあ、それがお前らの売りだよな、今だに姫の正体知ってるやつ少ないし』


『絶対教えません』



『なんで?多分知ったとしても誰も近づかないよ、てか知られた方が誰も近づかないよ』



なんて言われた



まあそうなんだけど、流加が卒業するまでは普通に平凡に過ごして欲しいと思うようになったんだよね



まあ流加はいつ話しても構わないみたいだけど


『まあ、姫が卒業したら顔だしして行くんで』


那珂が言うと


『いや、顔だしってもライブで見てるからわかるんだけど、普段の顔がわからないんじゃん、本名とかも謎だし、今更本名で言われても姫は姫だしね』



『確かにじゃあ一生謎のままで』


なんて那珂は答えてた