そんな話しをしながらお兄ちゃんのお墓に着いた



『ほら、着いたぞ、てか流石にこの時間にこの場所は怖いな』


『そう?私は昔よく一人でこの時間に来てましたけど』



『マジかよ』


『流加怖くないの?』


歩は佐野さんにピッタリくっ付いてる



『怖くないよ、夜って私好きなんだよね』



『やっぱり岡崎は変わり者だな』


『そうかな?確かに夜は怖いけどいつも一人だったからまあ恋たちと暮らしてからは一人じゃないから恋が居なかった時は始めて夜が怖かったけどね』


そう話す



『なんか、わかる気がするわ、みんながお前に惹かれる理由』


『えー先生浮気ですか?想羅泣かせたら許しませんよ』


なんて歩が言う


『違うから、恋とかじゃなくて、なんて言うのかな?ほっとくと消えそうな感じで見てなきゃダメで目が離せない感じだよ』


『わかるかも、私も流加に始めて会った時そうだったな、強いふりしてるのに本当危なかしくて、気づいたら友達になってたもん』


なんて歩が言う



まあ確かにそうかもしれない


強がりを言っても本当は一人が怖くて誰かにみつけて欲しかったんだ


だから恋は私のヒーローなんだよね


暗闇から光の見える世界に連れ出してくれたから