那珂と蛍が入ってきた


『ただいま、流加ごめんな、準備間に合うか?』


那珂が言うと流加はニヤって笑う



なんか嫌な予感がするんですが、、、、



『おかえり、ライブとか私聞いてないよ』


『いや、急にしたくなって、思い出作り、そう卒業の祝いに思い出作りをね、、』


なんて那珂が言い訳する


『仕方ないね、協力してあげる思い出作りにただ、、、』



常に笑顔で話す流加でも目が笑ってない



那珂も蛍も気づいたのか笑顔を引きつって流加を見ていた



『那珂、、、約束覚えてるよね?』



『約束?』



『そう、姫の命令は、、、、』



『絶対』



『よく出来ました』


那珂さん完全に流加に押されてる



『蛍、バンドは誰の為にしてるんだけ?』



『姫を守るためです』



なんて言うすぐさま言う



ヤバイ完全に流加が姫モードだよ



怖いってか自信満々で、いつもは控えめなのに姫モードになると何故か強気なんだよね



嫌いじゃないしそれでこそうちのバンドの姫なんだけど




那珂も蛍も俺も姫の次の一言を静かに待つ




『じゃあお願いがあるんだけど、、、、』




聞かないわけにはいかないね



『初めての姫命令を全員に出しちゃいます』



なんて笑う流加



ヤバイやっぱり流加はうちのバンドで一番の権力者なんですね